理学療法科・作業療法科・言語療法科

【特色】

回復期リハビリテーション病棟を中心に在宅復帰支援と地域活動を視野に院内外の業務を展開しています。また訪問リハビリテーション等の在宅支援、自治体や事業体と連携し対象となる方への支援、保健分野においては障がい予防に対する支援等を実施しています。
日常生活活動(ADL)の改善は生活の質(QOL)の向上に大切な要素です。病気、障がいがあっても住み慣れた街で、自分らしく暮らしたいという一人ひとりの思いを大切にし、そのお手伝いをしています。

理学療法科

理学療法とは病気、けが、高齢、障害などによって身体の運動機能が低下した状態にある方々に対し、医師の指示のもと基本動作(寝返る、起き上がる、座る、立ち上がる、歩くなど)の獲得を目的に運動療法や、電気・温熱・光線などの物理的手段を用いて行われる療法です。ひとが行う基本的な動きを安全にかつ効率的に遂行できるように支援するための療法ともいえます。

【業務】

○本院(入院・外来)

急性期 脳卒中では入院翌日から開始します。
回復期 病棟専任スタッフを配置、365日体制で実施しています。

ひと月当たり延べ3,300名の方に実施しています。1年で約700件のオーダーがあり、実施のほとんどは入院で、外来はそのうち1割未満です。対象となる方は脳卒中等の脳血管疾患や手術や病気により筋力や耐久性が落ち、動作に支障を来たした方が多くを占めます。また佐久医療センターで急性期を過ごし、あとはリハビリテーションが主体となる方が転院した際、継続的な介入を実施し在宅復帰を目指します。
 

○訪問リハビリテーション

地域ケア科訪問看護ステーション(あさしな・のざわ・うすだ・やちほ・ひらね)からの訪問リハビリテーションを実施しています。また、佐久総合病院訪問リハビリテーション事業所からの訪問リハビリテーションの実施を計画しています。
 

○自治体・事業体への派遣

自治体や事業体・病院間の年間契約を通じて、対象となる方へ専門的な評価や指導、現場スタッフへの援助を行っています。
 

【スタッフ】

理学療法士33名
 (内訳)
  ・佐久総合病院本院29名(うち回復期リハビリテーション病棟11名)
  ・地域ケア科(訪問看護ステーション専従)4名
 

作業療法科

作業療法とは、身体や精神に障がいをもった方に対し、諸機能の回復・維持及び開発を促す「作業活動」を用いて治療、指導及び援助を行う療法です。作業療法では、身の回りの動作(食事や着替え、トイレ動作など)や家事動作(調理や洗濯など)、さらに家庭復帰や社会復帰に必要な様々な機能の再獲得を目指します。また復帰する環境を、障がいを持ちながら生活しやすいように整えていくことも作業療法の大切な分野です。
当院では、身障と精神の二つの部門があります。
 

【業務】

1 身障作業療法(入院・外来)

ひと月当たり延べ1,900名の方に実施しています。脳卒中による後遺症や頚髄損傷、手術後に筋力や体力の低下された方、手や腕を障害された方々を対象に実施しています。また、高次脳機能障害という記憶力や注意力の障害がある方への介入を実施しています1年間で約400件のオーダーがあります。
 

2 精神作業療法

当院精神科病棟に入院中の方を対象に、集団あるいは個別の作業療法を実施しています。また別にデイケアの作業療法で、重度認知症デイケア等も実施しています。
治療には様々な作業活動の利用に加えて、病気への理解を深める心理教育的援助や、各種相談にも応じています。
 

【スタッフ】

作業療法士23名
 (内訳)
  本院23名(身障作業療法18名、精神作業療法5名)
  (うち回復期リハビリテーション病棟9名)

言語療法科

言語聴覚療法とは、言語機能、音声機能、摂食嚥下機能または聴覚に障がいがある方にその機能の維持向上を図るため、言語治療やその他の関連治療、これに必要な検査及び助言、指導その他の援助を行う療法です。

【業務】

○本院(入院・外来)

ひと月当たり延べ1,200名の方に実施しています。対象となる方の主な障害は、小児は言語発達障害(精神発達障害・広汎性発達障害など)、構音障害(機能性・器質性・運動障害性)、摂食嚥下障害です。また成人は失語症、高次脳機能障害(注意障害・記憶障害・遂行機能障害など)、構音障害(器質性・運動障害性)、摂食嚥下障害です。
1年間で約170件のオーダーがあり摂食嚥下障害が約7割を占めていますが、年々小児の処方件数が増加しています。
自治体や施設・病院間の年間契約を通じて、対象となる方への専門的な評価や指導なども行っています。
 

【スタッフ】

 言語聴覚士8名
 (内訳)
  本院8名(うち回復期リハビリテーション病棟3名)