診療科の特色
診療内容
産科は、「地域周産期母子医療センター」として周産期センターを併設し、診療を行なっています(周産期センターに関しては別に紹介ページがあります)。これまで佐久総合病院で行なってきた地域の分娩施設としての正常分娩を受け入れ、問題を抱えた異常妊娠・異常分娩にも対応しながら、自然な妊娠出産も支援しています。いわば以前、佐久病院が行なっていた「2足のわらじ」を行なっています。
臼田の佐久総合病院本院では、産科・婦人科の機能は継続できませんでしたので、当センターでその機能を受け継いでいます。外来診療(妊婦健診)から妊婦さんの特徴や悩み、問題を共有し、妊娠経過をより安全に導き、入院出産へと継続しています。退院後も1カ月健診に限らず地域の行政や保健師と連携して産後の支援につなげています。
平成30年の総分娩数は791例、うち帝王切開219例(帝王切開率27.7%)で地域周産期医療センターとしては比較的低率です。また、当科は早産の予防にも力を入れており、平成28年の早産率は4.43%であり、全国平均より低く地域周産期医療センターの中では明らかに少ない成績を維持しています。
医学的必要性のない限り、骨盤位や帝王切開後の分娩、双胎分娩も自然分娩を基本としています。小児科との連携は密接で、帝王切開・骨盤位等異常分娩時の立ち会い・低出生体重児・早産児等の管理・正常新生児の回診も小児科医が担当しています。合併症を有するハイリスク妊娠は、関連各科と密に連絡をとり、慎重に管理しています。帝王切開時の麻酔は麻酔科医が担当し、麻酔科と手術室スタッフの協力により、緊急時も迅速な対応が可能です。
助産師による妊婦への個人指導を充実させ、助産師外来も再開し、妊産婦の援助に努めています。また、両親学級や夫立ち会い分娩(希望者)も行なっています。
産後の1週間健診も行なっています。さらに骨盤ケアやマタニティヨガも行い(不定期開催)、妊婦さんの健康管理に努めています。
異常妊娠(合併症妊娠、産科合併症、多胎など)、既往帝王切開後妊娠、産後の異常などを受け入れています。
妊婦健診に関しては、地域の産科施設と連携し、妊娠後期までの健診はできるだけ他施設で行なっていただくようにお願いしています。妊娠後半になっての紹介や、異常があった場合など必要があっての紹介はいつでもお受けしています。
分娩制限は行なっておりません。ただし、当周産期センターでの出産は28~30週以前の場合にはお受けできません。出産された赤ちゃんは、こども病院に搬送となります。
以前帝王切開で出産された方、双胎や骨盤位(逆児)の方の分娩様式も、検討したうえで経腟分娩を行なっています。
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部長
小口 治専門分野 婦人科腫瘍学
緩和治療取得資格 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・指導医
日本婦人科腫瘍学会 専門医・指導医
日本がん治療認定医機構 認定医
母体保護法指定医所属学会 日本産科婦人科学会
日本婦人科腫瘍学会
日本救急医学会
日本産婦人科医会
日本緩和ケア学会卒業年 卒年1986
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副部長
近藤 沙織専門分野 婦人科腫瘍学
取得資格 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
所属学会 日本産科婦人科学会
日本周産期・新生児医学会
日本産婦人科医会
日本婦人科腫瘍学会
日本産科婦人科内視鏡学会
日本産婦人科手術学会卒業年 卒年2003
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医長
鈴木 貴士取得資格 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・指導医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本婦人科腫瘍学会 専門医
日本超音波医学会 超音波専門医
日本周産期・新生児医学会 専門医(母体・胎児)・指導医所属学会 日本産科婦人科学会
日本婦人科腫瘍学会
日本超音波医学会
日本周産期・新生児医学会卒業年 卒年1992
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医長
曽根原 健太取得資格 日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科内視鏡学会 技術認定医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
母体保護法指定医所属学会 日本産科婦人科学会
日本産科婦人科内視鏡学会
日本産婦人科手術学会卒業年 卒年2011
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医長
中島 雅子専門分野 産婦人科全般
取得資格 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
母体保護法指定医所属学会 日本産科婦人科学会
日本婦人科腫瘍学会
日本産科婦人科内視鏡学会卒業年 卒年2012
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医師
山中 桜取得資格 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
所属学会 日本産科婦人科学会
日本産婦人科医会
日本婦人科腫瘍学会卒業年 卒年2013
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医師
阿部 史朗取得資格 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・指導医
日本周産期・新生児医学会 専門医(母体・胎児)
日本女性医学学会 女性ヘルスケア専門医
母体保護法指定医所属学会 日本産科婦人科学会
日本周産期・新生児医学会
日本女性医学学会
日本産婦人科医会卒業年 卒年1981
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医師
牧野内 理子取得資格 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
所属学会 日本産科婦人科学会
日本女性医学学会卒業年 卒年2016
産科
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 |
鍋島寛志
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牧内玲子 |
曽根原健太 (第1・3・5)
小口治
(第2・4) |
中島雅子
(第1・3・5) 鈴木貴士
(第2・4) |
山中桜
(第1・3・5) 近藤沙織
(第2・4) |
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午後 |
交代制
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交代制 |
交代制
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交代制
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2022年度実績
外来初診患者数 | 1,258 |
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新入院患者数 | 1,294 |
項目 | 件数 |
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分娩 | 737 |
帝王切開 | 143(19.40%) |
早産 | 38(5.16%) |
骨盤位経膣分娩 | 3 |
双胎分娩数 | 13 |
紹介時のお願い
当科では、分娩制限を行なっておりません。
早期に受診して分娩予約を取る必要はありませんので、適切な時期に紹介をお願いいたします。順調な経過であっても、遅くとも妊娠32週までにはご紹介いただき、当科での診療が始まるようにお願いいたします。
帰省分娩の方
[里帰り分娩をお考えの方へ] をご覧ください。
近隣の施設からの紹介の方
現在受診されている産科医療施設の先生にご相談ください。予約の取得方法は以下の手順です。
①現在受診中の産科施設に紹介状を作成していただく
②その施設を通じて当院の地域医療連携室に紹介状をFAX送信してください
FAXで送っていただく書類
- 紹介状(受診希望日・立ち会い分娩の希望など併せて記載してください)
- 検査データ(血液検査・おりもの検査・子宮がん検診など)
- その他(現在の主治医が必要と判断した診療情報)
③予約日は通院中の医療機関を介して、ご本人に案内させていただきます
④血液型・不規則抗体は他院で検査されていても、分娩時の突然の大量出血に伴う
輸血を考慮し当院で再検査します。ご了承ください。
前回のお産が帝王切開の方、多胎妊娠、早めの転院を医師から勧められている方
現在の主治医の指示に従い、早めに予約をお願いします。
お問い合わせ、予約の窓口
〒385-0051 長野県佐久市中込3400-28
JA長野厚生連 佐久総合病院佐久医療センター
- お問い合わせ
産科外来(平日 15:00~16:30)
TEL:0267-62-8181(代表)内線2154 - 予約申し込み
地域医療連携室(平日 8:30~17:00)
TEL:0267-88-7316(直通) 0267-62-8181(代表)内線2176
FAX:0267-88-7248(直通)
受診について
佐久医療センターは紹介型・
予約制の病院です。
ご本人ではなく、かかりつけ医を通じ、事前に紹介状を送ってください。
診療日
- 平日 8:30~17:00
- 第2・4土曜 8:30~12:30
休診日
第1・3・5土曜日、
日曜日・祝日・年末年始