佐久医療センター進捗状況(24.8.24)

  平成24年8月24日(金)設計者である㈱日建設計、施工者である清水建設㈱、そして佐久総合病院の事務局で、地震の揺れを吸収する免震装置の1つである「積層ゴム」を作っている昭和電線デバイステクノロジー㈱の相模原事業所へ、製品の立会検査に行ってきました。

 積層ゴムは2種類あり、『積層ゴムアイソレータ』と『錫(すず)プラグ入り積層ゴム支承』があります。実際に佐久医療センターに設置される2種類の積層ゴムの外観・寸法検査、性能検査を行い、安全な製品であるかという確認を行いました。積層ゴムを作る工程も見学させていただき、佐久医療センターへ納める部品ひとつひとつが、一生懸命汗を流しながら制作する現場の皆さんによって、大事に作られていることがわかりました。佐久医療センターの建設には様々な部材があり、たくさんの人が関わって作っているのだということを実感しました。

実際に佐久医療センターに設置される積層ゴム
実際に佐久医療センターに設置される積層ゴム

 

 

 性能検査では、国内最大の3,500tの圧力をかけられる圧縮せん断試験機で圧力をかけて、積層ゴムが正常に変形するかという検査が行われました。

圧縮せん断試験機で圧力をかける試験
圧縮せん断試験機で圧力をかける試験

圧力をかけると…
圧力をかけると…

積層ゴムが変形します(水平変位検査)
積層ゴムが変形します(水平変位検査)

 

 

 外観・寸法検査では、ゴム部分の直径、製品の高さ、鋼板の傾きやずれがないか等、皆で確認しました。検査はすべて合格であり、8月27日(月)に現場へ届きました

寸法検査
寸法検査

再構築進捗状況