佐久総合病院グループの医療被ばく低減措置

医療における放射線の利用は、診断や治療に不可欠なものとなっています。
放射線の利用は、受診者に便益をもたらす適切かつ必要なものであり、放射線の使用は、受診者の状態や検査装置に応じて適切に管理して行われます。
それらは、正当化・最適化とよばれるもので医療被ばくが許容される理由とされています。
医療被ばくの最適化のために、国際放射線防護委員会(ICRP)は1996年に、診断参考レベルを利用することを推奨しました。

日本医学放射線学会などの関係学会および団体は、2015年および2020年にX線CTなど放射線を使う医学検査による被ばくを抑える目安となる診断参考レベルを公表しました。
当グループでは診断参考レベルの公表を受けて、X線CT検査による吸収線量を評価しました。
その結果、別表に示すように当グループの線量は、診断参考レベルおよび診断目的を加味し適切であることが確認されました。 

また、当グループにおいては組織的に医療放射線安全管理について検討を行い、受診者に対し安心、安全な医療を提供すべく日々の診療業務を行っております。

X線CT撮影における放射線量