多職種による支援

多職種による支援

患者さんを支えるチーム医療

がん治療が成功するためには担当医だけではなく多くの職種の協力が必要です。佐久病院では昔からチーム医療の意識が高く皆が協力して治療していくことが当たり前になっています。このページではがん診療に欠かせないチームを紹介します。

緩和ケアチーム

特徴

「緩和ケア」というと、終末期の医療、最期のケアというイメージが強いかもしれませんが、それは違います。「緩和ケア」とは苦痛をとり、その人らしい生活 を送ることができるようにすることをお手伝いするケアのことで、病気の進行の程度とは関係なく、苦痛な症状があれば行われるケアです。
基本的な緩和ケアはすべての医師が行うケアですが、対応が難しい苦痛がある時に、一緒にお手伝いするために緩和ケアチームがあります。

特徴

入院

がんに伴う苦痛症状の緩和を多職種で行います。苦痛緩和を担当する医師、緩和ケアの看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー、臨床心理士がチームとなり、病室 にお伺いし、病棟の主治医、看護師と相談しながら症状の緩和をはかります。退院後の療養場所や療養方法についての相談にも応じます。
緩和ケアチームの診察を希望される場合には、主治医または病棟看護師にご相談ください。

外来

外来通院されている患者さんで、がんに伴う苦痛症状がある方の症状緩和のお手伝いをする外来です。痛みや吐き気、食欲不振、倦怠感といった身体的な症状だ けでなく、これからのことについて不安がある、これからの過ごし方について悩んでいるなどといった場合にも対応することが可能です。
受診を希望される場合には、主治医に相談するか地域連携室 (電話0267-88-7316直通)まで、ご連絡ください。

外来日 月曜日~金曜日 9:00~17:00(予約制)
医師 山本 亮(緩和ケア内科)

AYAサポートチーム

特徴

AYA(adolescent and young adult)世代とは「思春期・若年成人」と訳され、概ね15歳~39歳頃の方を指します。この年代の方は、学業・仕事・結婚・妊娠・出産・子育てなど多くのライフイベントに直面されます。AYAサポートチームはAYA世代でがんに罹患された方々を支えようと、医師・看護師・薬剤師・医療ソーシャルワーカー・がん相談支援センター事務員など多職種で構成されます。対象の方からの相談を受け、支援につなげること(がん生殖医療への紹介等)、定例会議での症例検討、各部署の実態調査や相談窓口の明確化、AYAがん啓発・支援のための勉強会やセミナーの開催などの活動を行っています。

栄養サポートチーム

NST

NSTはNutrition Support Team(栄養サポートチーム)の略で、入院患者さんの栄養状態について、専門的な助言を行うチームです。医師、看護師、薬剤師、検査技師、栄養士などの多職種で構成され、血液検査結果、食事摂取量、体重減少率などから栄養不良が疑われる患者さんを抽出し、チームで適切な栄養療法を検討して助言します。

特徴

食事は入院生活の楽しみの一つでありますが、栄養の重要性はそれだけに留まりません。栄養状態は大元の疾患の治療成績に影響することがあり、がん患者さんの場合は、栄養がしっかり摂れていれば、抗がん剤や手術の負担に身体が耐えられ、術後のリハビリも進みやすい一方、栄養が不足していると、治療を完遂できなかったり、余計な合併症が起こったりする恐れが高くなってきます。がん患者さんの状態は多岐にわたり、栄養も、食事として口から摂取できる方、栄養剤を管で投与する方、あるいは点滴だけで賄わないといけない方、など様々です。NSTでは、患者さんに応じた栄養ルートを使用して、たくさんの種類がある病院食や栄養剤や点滴から、病態に合わせてどんな 組み合わせが良いかをアドバイスします。

NST

栄養療法は日々進歩しており、様々な栄養素の研究が世界中で進められています。現在の医療現場では、栄養はもはや単なる食事ではなく、積極的治療の一部と位置付けられるようになってきています。
私たちNSTは、患者さんの治療がうまく行くように栄養面からサポートします。

その他支援活動

平成丸ゴシック Std

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