今回は、健康を維持する方法についてお話ししましょう。今までいろいろなつぼのお話しをしてきましたが、大切なことは心と体のバランスを維持することなのです。
 口で言うのは簡単ですね。昔から病気は気からという言葉がありますが、どこか体の調子が悪いと「大変な病気になってしまったのでは」と悩んでしまい、食事がのどを通らず夜も眠れなくなる人もいますね。
 また、子どもが何らかの理由で学校へ行きたくない時におなかが痛い、頭が痛い、風邪をひいたなど、お母さんに訴えます。本当は病気でもないのですが、実際に下痢をしたり体温が上昇したりするのですね。このように、気の持ちようで体は変化を起こしてしまうのです。
 私たちにとって一番の原因となるのがストレスなのです。これが気・血・水の流れや陰陽のバランスを崩させるのです。健康を維持するには、体の調子をチェックすることが必要です。体の異常は脈、舌、背中やおなか、手足のつぼに反応が現れることで分かるのです。自分で、元気のつぽ療法で指圧やお灸(きゅう)もぜひやっていただき、できればお近くの信頼できる鍼灸(しんきゅう)治療院で1カ月に1〜2回程度、予防のために全身調整の鍼灸を行うと、より一層元気な生活が送れることでしょう。
 最後に、1年間元気のつぼを読んでいただきまして、本当にありがとうございました。今後、健康についてのご相談がありましたら、ご遠慮なくメール、電話、ファクスなどでご一報ください。  お待ちしております。