今回は、ぜんそくについてお話ししましょう。
ぜんそくは夜中や明け方に、特に発作的に起こる特徴があります。ヒューヒュー、ゼィゼィと音をたて、呼吸するのも苦しいほどせき込み、寝ていることができず、上半身を起こしてしまう人もいます。子どもから高年齢者まで起きる病気として知られていますね。日本では、人口の3%程度といわれています。
 最近では、乳幼児にも見られるようになってきています。原因としてはアレルギー性のもの(ハウスダスト、ダニ、花粉、たばこなど)と、ストレスや風邪などが挙げられます。また、一般的なぜんそくと区別しているのが心臓ぜんそく、肺気腫によるせき込み、発作性のないせきぜんそくなどです。小児ぜんそくは、体の成長とともに免疫力が高まると、自然治癒力によって解放されることが知られています。ぜんそくは治らない病気と考えず、体のバランスを整えることを考えましょう。
 東洋医学では、特に肺と腎のエネルギーが弱まって起こると考えています。肺は気を静かに下に下ろし、腎は下りてきた気をとどめる働きがあります。これによって空気を吸い込むことができ、正常な呼吸が行われます。
 こんな時に登場するつぼは定喘(ていぜん)、身柱(しんちゅう)、肺愈(はいゆ)、尺沢(しゃくたく)、太谿(たいけい)です。定喘は、首を前に曲げた時に現れる大きな骨の下の両側5分、身柱は大きな骨から背骨3個目の骨の下、肺愈は身柱の両側指3本分、尺沢はひじの内側でけんの外側、太谿はアキレスけんと内くるぶしの間に取ります。しょうが灸(きゅう)か、つまようじを5本程度輪ゴムでくくり、優しく刺激をしてみてください。できれば足三里や合谷なども邸見てみてください。