今回は、女性に多く見られる切れ痔(じ)のお話です。原因は、まず便秘が挙げられます。おなかが苦しくてトイレに行って無理して力み、固い便を出した時に肛門(こうもん)が切れて出血。切れ痔との戦いが始まるのです。
 排便すると痛いから、トイレに行かないとさらに便は固くなり出にくくなります。我慢してトイレに行き、またもや力むと傷口は大きくなっていき、切れ痔の悪循環が続くのです。
 東洋医学的には、血液が滞る「お血(おけつ)」や、大腸の水分バランスが崩れることが原因だと考えます。
 こんな時に登場するつぼは「二白(にはく)」「上巨虚(じょうこきょ)」「三陰交(さんいんこう)」です。
 手首を手のひら側に曲げると、真ん中より少し親指側に太い腱(けん)がありますね。二白は、手首のしわからひじのしわまでを結んで3等分し、手首のしわから3分の1の所で、この太い腱を挟むように左右にあります。両手合わせて4カ所です。
 上巨虚は、足三里から指4本分下の所、三陰交は内くるぶしの上指4本分の所にあります。刺激法は、しょうが灸(きゅう)が良いでしょう。足三里は、ひざの皿の上に親指を乗せ、その親指と直角になるように人さし指を当てた時、中指の当たる所です。
 便秘を解消するために、次の7点を日常生活で気を付けてください。(1)食物繊維を多く含む食品を食べる、(2)適度な運動をする、(3)冷えないように気を付ける、(4)便意を感じたら、何をおいてもトイレに行く、(5)トイレで力み過ぎない、(6)おへそを中心に「の」の字を書くように手のひらでおなかをマッサージをする、(7)水分摂取量を増やす。
 もちろん、しょうが灸も忘れずに。