今回は、女性を苦しめる月経前症候群について話しましょう。
 名前の通り、月経の10日ごろ前から症状が表れます。イライラ感、精神的落ち込み、集中力低下、不眠、下腹部痛、胸の張りと痛み、腰痛、怒りっぽい、胸に何か詰まった感じなど、症状は人によってさまざまです。これらが周期的に起こり、重症の場合は仕事や育児ができなくなったり、学校を休んだりするケースがあります。
 原因は明らかではありませんが、ストレスやホルモンバランスの崩れが考えられています。
 東洋医学的には、(1)ストレスで肝のエネルギーが滞る「肝気鬱結(かんきうっけつ)」(2)血が滞る「お血(おけつ)」(3)気と血が少なくなる「気血両虚(さけつりょうきょ)」(4)胃腸障害を伴う「肝胃不和(かんいふわ)」「肝脾不和(がんぴふわ)」などが考えられます。
 こんな時のつぽは「関元(かんげん)」「中都(ちゅうと)」を使います。関元は、おへその下指4本分の所に取ります。中都は、内くるぶしと、ひざの内側の盛り上がった骨とのほぼ真ん中で骨の上に取ります。
 このほかに、おなじみの「三陰交」「足三里」「内関」などでも効果が期待できます。
 三陰交は、内くるぶしから指4本分上にあります。足三里は、ひざのお皿上部外側に親指、親指と直角に人さし指を当て、中指の当たる所に取ります。内閲は手のひら側で、手首のしわ中央から指3本分ひじ側に進んだ所にあります。
 刺激方法は、ゆっくりと指圧をしたり、しょうが灸やソフトなお灸を試みたりしてください。
 しょうが灸のやり方は、ショウガを3〜4mmにスライスし、その上に親指の頭程度に丸めたもぐさを載せ火を付けます。熱い時は、別のつぼへ移してください。