今回は、女性の更年期障害について話しましょう。40代から50代に多く見られ、閉経前後の女性ホルモン(エストロゲンなど)の減少が自律神経に影響を及ぼして起こるとされています。
 顔のほてり、異常発汗、冷え、頭痛、吐き気、下痢、便秘、いらいら、憂うつ感…。これらの症状を不定愁訴といいますが、検査で「異常なし」と言われることが多く、ほとんどが「自律神経失調症」と診断されてしまいます。
 東洋医学的には本来、女性は陰と陽の「陰」に分類されます。更年期障害が起こるのは40代ごろから陰のエネルギーが減り、陰と陽のバランスが崩れるからなのです。
 自律神経のバランスを整えることは、鍼灸(しんきゅう)・漢方薬が最も得意とする分野。更年期を上手に乗り切るために、指圧やお灸で症状を軽減させ、楽しく暮らしましょう。
 そこで登場するつぼは、気戸(きこ)、三陰交 (さんいんこう)、太けい(たいけい)です。気戸は乳頭の線上で鎖骨のすぐ下にあるつぼで、ストレスが強い人は押すと痛気持ちよい感じがあります。こころのモヤモヤを取り去ってくれます。
 三陰交は内くるぶしから指4本分上に取ります。血液の流れを整え、内臓=肝・脾(ひ)・腎=にも影響を与見ます。
 太けいは内くるぶしの後ろ、アキレスけんとの間に取ります。先天的なエネルギーを高めてくれますっ刺激方法は、気戸が指圧、三陰交と太けいはお灸が適当だと思います。