今回は、座骨神経痛についてお話ししましょう。
 座骨神経は第4、第5腰椎(ようつい)と第1〜3仙骨から出ている神経が束になった太い神経です。骨盤内から太ももの後ろを通り、ひざの裏側で2つに分かれ、足先に向かっています。
 痛みは腰から尻、太もも、ふくらはぎ、向こうずねに現れます。痛みの要因には、年齢が増すと出る変形性脊椎(せきつい)症や脊柱管狭窄(せきちゅうかんきょうさく)症が挙げられます。
 しかし座骨神経痛は若くて起きることも多く、ぎっくり腰や、尻から下の痛みが強い梨状(りじょう)筋症候群などが座骨神経痛の要因です。
 東洋医学的に考えると元気の気と血の流れが悪くなる気滞(きたい)、お血(おけつ)が起こるために、痛みとしびれが現れるのです。
 こんな時は委中(いちゅう)、僕参(ぼくしん)を使います。これらは、ぼうこうの経絡に属していて足から腰、背中までの痛みを軽くしてくれます。委中はひざの裏側中央、僕参は外くるぶしの斜め下で、アキレスけん横のへこみに取ります。
 刺激は指圧で。30秒程度、3〜5回押し続けてみましょう。痛みが取れない時は、針灸(しんきゅう)院で治療してみてください。
 ただし、大小便が出にくくなったり、足の筋肉がやせる筋萎縮、神経まひが現れたりした時は、速やかに整形外科を受診してください。