今回は、梅雨の時期に重く痛む頭痛についてお話しましょう。
 西洋医学的にみると頭痛は片頭痛、群発性頭痛、筋緊張性頭痛などに分けられますが、東洋医学的には、湿気の影響が頭痛を引き起こす原因になるのです。
 自然界で体を傷つけるものである外邪(がいじゃ)として、風・寒・湿・暑・燥・火(熱)の六邪があります。
 健康な人の頭には常に清い水が上がり、濁った水は速やかに下へ降り、小便として排出されていると考えます。そこに湿が入り込むと、スムーズに流れていた水が停滞し、清い水が頭に上らなくなり、濁った汚い水が残ります。清い水が足りなくなることによって脳圧が下がりすぎ、頭痛を起こすと考えられます。
 ここで登場するつぼは天柱(てんちゅう)、完骨(かんこつ)、そして足にある申脈(しんみゃく)です。これらのつぼは頭痛を解消し、首の凝りを取り、目の疲れにも効果があります。
 つぼの場所は、天柱が首の後ろで、ぽんのくぼ(うなじの中央のくぼんでいるところ)から指2本分外側。完骨は、耳の後ろ下方に出っ張った骨があり、その骨の後ろにあります。この2つのつぽは、親指でゆっくり押してください。
 申脈は外くるぶしの下でへこんだ所にあります。申脈にはショウガきゅうがいいでしょう。
 第3回で書きましたが、おきゅうはショウガを3〜4mmにスライスし、その上に親指の頭程度に丸めたもぐさをのせ、火を付けます。熱いときは別のつぼへ移してください。