今回は、不眠症の中でもあまりにも早く目が覚めてしまい、もう少し寝ていたいと思う人の睡眠不足解消法をお話しましょう。
 昔から「早起きは三文の徳」と言われていますが、それも程度ものです。人間には体内時計があります。日の出とともに体の中の「陽」の気が高まって目覚め、活動的になり一日を過ごします。そして夜9時ごろには「陰」の気が高まり、ゆったりと眠りにつくことができるようになっているのです。
 年齢が高くなると自然と早起きになってきますが、これは東洋医学で考えると、腎臓のエネルギーである腎気が年齢とともに減ってくるために起きる現象なのです。
 これらの対策として、夜あまり早く床につかないことと昼寝を控えることが必要です。また眠ることに執着しないで、今日は眠れなくてもいいや、とあまり心配しないことです。そして、つぼを上手に使ってゆっくり眠れるようにしましょう。
 そこで、今回登場するつぼは、腎気を高める太けい(たいけい)と、前回も使ったかかとの真ん中にある睡眠穴がよいでしょう。太けいは足の内くるぶしの下にあり、押して「痛気持ちいい」と感じる所に取ります。
 刺激方法は寝る前、しょうが灸(きゅう)を両足に行ってください。いつしか夢の世界が待ってます。