今回は五十肩(肩関節周囲炎)についてお話しましょう。
 なぜ五十肩というのか、それは中高年特に50代によく見られるからで、髪の毛をとかせなくなったり、腰に手が回らなくなったりします。本当は30代以上の誰にでも現れる症状なのです。
 肩関節は体の中で最も運動範囲が広く、くるくる回せる関節なのです。それだけに不安定で、故障も起きやすく、重い物を持ち上げると、かなりの力がかかります。
 学生時代、物理で習った力学を思い起こしてください。支点、重点、力点がありましたよね、肩の関節は支点に当たるのです。そして、肩関節は5つから6つの関節がうまく働いてスムーズな運動ができるようになっているのです。
 五十肩の原因は、肩の使い過ぎが考えられます。治らない病気ではなく、いかに痛い期間を短くして快適な生活に戻るかなのです。
 そこで、痛みを取るつぼを招介しましょう。
 ここでは、天宗(てんそう)・下肩ぐう(したけんぐう)・外雲門(そとうんもん)を使います。
 天宗は肩甲骨のほぼ中央部に取り、下肩ぐうは腕を外に上げると肩の外側にへこみができます。その下、親指一本分に取ります。外雲門は鎖骨外側のすぐ下のくぼみ、押すと痛い場所(烏口突起甘っこうとっき)に取ります。
 おきゅうは、ショウガを500円玉の大きさで薄く切り、その上に親指の頭程度に丸めたもぐさを載せて火を付けます。熱さを感じたら次のつぽに移し決して我慢はしないでください。