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臨床心理科

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特色

臨床心理科は、心理的な悩みや身体的な不調を抱えている患者さんの気持ちや考えに寄り添い、問題にどう対処したらよいかを一緒に考える仕事をしています。医師の依頼を受け予約制で行っています。心療内科外来と併設して、カウンセリング室、プレイルーム(箱庭室)がありますが、全診療科からの心理療法・心理検査の依頼に応じています。主に関連が強い診療科は小児科、心療内科、精神科などです。近年は緩和ケアチームや糖尿病チームなどの一員として、精神的苦痛のある患者さんへの対応をしています。患者さんの年齢層は2、3歳の幼児から80歳台の大人まで幅広く対応しています。

業務内容

(1)心理療法

初回面接後、心理検査などを通してアセスメント(心理査定)を行います。検査を用いてカウンセリングの方針を決めます。患者さんの困っていることを中心に、自ら問題を解決していけるように対話を中心とするカウンセリング、お子さんの場合は遊戯療法や芸術療法などさまざまな方法を用います。

・健康面の悩み、心配              ・不安がある
・お子さんの発達の心配              ・気持ちが落ちこむ
・家庭、学校、職場での悩み             ・コミュニケーションが苦手
・人間関係が上手くいかない           ・特定の場面で言葉が出ない
・学校に行けない                 ・手洗いがやめられない   など

(2)心理検査

患者さんの状態を理解するために検査を行います。発達の成長をみる発達検査や知能検査、不安の高さや抑うつの状態をみる質問紙検査、性格傾向や考え方などをはかる投映法検査、物忘れをみる認知機能検査などがあります。

(3)療育

お子さんの成長や特性に合わせて、人との関わり方や状況の捉え方を学ぶ支援を行っています。

(4)その他

地域の発達相談やメンタルヘルス相談など大切な仕事にも携わっています。
患者さんの日々の生活の生きづらさが少しでもやわらぐようにという思いで携わらせていただいています。