代謝・内分泌内科

  • 診療内容

    特色

    糖尿病、脂質異常症、甲状腺疾患の診療を中心に行なっています。
    特に糖尿病は、佐久病院グループ全体の患者数(薬物療法を受けている外来患者数)が、2,502名(2016年8月調査)でしたが、そのうち2,028名(81%)の方が本院に通院しております。食事・運動療法の方を含めるとおそらく3,000名を超えると思われます。
    本院は生活習慣病教育の拠点と考え、今年も糖尿病教育中心に生活指導を充実させようと考えています。

    糖尿病

    糖尿病教育に力を入れています。糖尿病教室は外来・入院の2つのコースを用意し、コメディカルと協力しながら、それぞれの患者さんの状況に合わせて指導しております。
    管理栄養士による個別栄養指導、看護師による在宅療養指導を随時行なっています。外来でのインスリン導入も行っています。
    連携パス(SDNet地域連携パス)外来を第4土曜日に行っています。詳細は「糖尿病の連携パス(SDNet地域連携パス)について」を御参照ください。

    脂質異常症などの生活習慣病

    脂質異常症(高脂血症)を中心とした生活習慣病の治療も行っています。
    家族性高コレステロール血症をはじめとする原発性高脂血症の診断・治療、ABI/PWV検査や、頸動脈超音波検査などによる動脈硬化の評価を行っています。

    内分泌疾患

    内分泌疾患の精査・加療を行なっています。手術が必要な場合は、外科、脳外科、泌尿器科などと連携をとり治療しています。なお、甲状腺腫瘍の精査は、甲状腺外科へ紹介していただくようお願いしています。
    内分泌疾患では、バセドウ病、慢性甲状腺炎などの診療を中心に行なっております。バセドウ病に対する放射線治療は、佐久医療センターで行うことが可能です。
    原発性アルドステロン症の診療も本院で行なっています。精密検査として1週間の入院をお勧めしています。

  • 取り扱っている主な疾患

    糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、内分泌(下垂体・甲状腺・副甲状腺・副腎)疾患

  • 実績

    糖尿病

    ●外来患者数

    糖尿病で通院中の方の患者数(2015年6月~8月調査)
    薬物療法を行っている患者さんの集計です。食事・運動療法の方は含まれていません。

    ●本院(1825人)

    患者数
     内科  代謝・内分泌内科 1,309 
     その他の内科 301
     神経内科 28
    総合診療科 57
    その他の診療科 49

    ●佐久医療センター(323人)

     

    患者数

     内科系

     糖尿病内分泌内科 123 
     その他の内科 188
     外科系 28
    小児科 2

    糖尿病の外来診療は、おもに本院で行なっています。軽症の方で他の疾患をお持ちの方は、主に治療されている疾患の主治医が診療する場合もあります。
    佐久医療センターの外来は、他の重篤な疾患のために佐久医療センターでの治療が必要な患者さんを中心に診療しています。

    ●外来患者さんの治療方法

    ●本院

    治療方法
    (%)
    インスリンなどの注射で治療をしている方
    ※内服薬を併用している方を含む
    439
    (31.6)
    内服薬のみで治療をしている方 951
    (68.4)

    ●佐久医療センター

    治療方法
    (%)
    インスリンなどの注射で治療をしている方
    ※内服薬を併用している方を含む
    59
    (48.0)
    内服薬のみで治療をしている方 64
    (52.0)

    インスリンで治療をしている患者さんが多数通院しています。
    内服薬は現在6種類の薬があり、患者さんの状態にあわせてより適切な薬剤を選ぶよう心がけています。

  • 医師紹介

      代謝・内分泌内科

    • 部長大橋 正明 (おおはし まさあき) 卒年1990
      • 専門分野

        ・代謝・内分泌
        ・糖尿病・脂質異常症

      • 取得資格

        ・日本内科学会認定内科医
        ・日本内科学会指導医

      • 所属学会

        ・日本内科学会
        ・日本糖尿病学会
        ・日本内分泌学会
        ・日本動脈硬化学会

    • 副部長堀込 充章 (ほりごめ みつあき) 卒年2000
      • 専門分野

        ・代謝
        ・循環器

      • 取得資格

        ・日本内科学会認定内科医
        ・日本内科学会総合内科専門医
        ・日本内科学会指導医
        ・日本糖尿病学会専門医
        ・日本循環器学会専門医
        ・日本医師会認定産業医
        ・日本病態栄養学会 NSTコーディネーター
        ・医学博士

      • 所属学会

        ・日本内科学会
        ・日本糖尿病学会
        ・日本循環器学会
        ・日本心臓病学会
        ・日本心不全学会
        ・日本糖尿病合併症学会
        ・日本病態栄養学会

    • 医師渡邊 琢也 (わたなべ たくや) 卒年2008
      • 専門分野

        ・代謝・内分泌
        ・甲状腺

      • 取得資格

        ・日本内科学会認定内科医
        ・日本糖尿病学会 糖尿病専門医
        ・日本内分泌学会 内分泌代謝科専門医(内科)
        ・医学博士

      • 所属学会

        ・日本内科学会
        ・日本糖尿病学会
        ・日本内分泌学会
        ・日本甲状腺学会
        ・日本神経内分泌学会

  • 紹介時のお願い

    紹介時のお願い

    ●通常のご紹介

    本院に新患外来を用意しています。
    週4~5名の枠を設けておりますが、医師の移動等により変更することが多いため、紹介時に本院の地域医療連携室にご確認ください。
    内分泌疾患の御紹介も本院へお願いします。なお、甲状腺機能障害(亢進症、低下症)がない方の甲状腺腫瘍の精査は、本院または佐久医療センターの甲状腺外科へ御紹介ください。

    ●緊急時のご紹介

    高血糖で意識障害を伴う場合などは,本院ではなくICUのある佐久医療センターへ御紹介ください。

  • 糖尿病教育とSDNet地域連携パス

    糖尿病教育

    ●糖尿病教育入院

    1週間(8日間)のコースで行なっています。クリニカルパスを使用しています。現在、水曜日に入院し、翌週の水曜日に退院としていますが、2017年6月より火曜日入院・翌週の火曜日退院に変更する予定です。
    1週間の入院の中で、糖尿病診療スタッフがチームを組んで指導にあたります。入院中に合併症の検査も行なっています。 インスリン自己注射を同時に導入する場合は、2週間の入院をお勧めしています。
    教育入院が成功するために、最も大切なのは、患者さん自身のやる気です。良いコントロールでしっかり治療しましょう。

    【 入院糖尿病教室のスケジュール (H29.3月現在) 】

     
    検査 心電図 採血         採血  
    ABI/PWV 1日血糖 1日血糖
    7:00        

    外泊より戻る
     

     

     








     

         
    8:00 朝食 朝食 朝食 朝食 朝食 朝食
    9:00 胸部X-p 透析室見学 外泊の課題提供   運動療法 退院後の課題提供
    10:00 栄養指導  
    11:00   栄養指導   栄養指導 退院
    12:00 会食 会食 会食 会食  
    13:00 入院 糖尿病の      
    14:00 オリエンテーション 合併症 糖尿病の検査・治療 外泊へ 自己血糖測定
       
    15:00 歯科受診 運動療法 眼科受診 食事記録をつける  食事記録チェック 薬の話 外来受診について
    16:00          
    17:00 まとめ まとめ     まとめ まとめ
    18:00 夕食 夕食   夕食 夕食 夕食
    19:00            

    担当スタッフ :  医師(内科、眼科)、歯科医師、看護師(外来・病棟・透析室)、管理栄養士、薬剤師、検査技師、健康運動指導士
    ※2017年6月より新しいカリキュラムで行なう予定です。

    ●外来糖尿病教室

    外来糖尿病教室は、第2土曜日の9:00~12:00に行っています。毎回2~8名程度の患者さんが参加します。医師、管理栄養士、看護師、健康運動指導士が担当します。
    基本的な指導になりますが、糖尿病といわれて間もない方にはおすすめの内容です。

    【 外来糖尿病教室のスケジュール (第2・第4土曜日) 】

    9:00~10:00

    糖尿病ってどんな病気

    医師

    10:00~10:45

    楽しく運動しよう

    健康運動指導士

    10:45~11:30

    食事の注意のポイント

    管理栄養士

    11:30~12:00

    定期的に外来にかかりましょう

    看護婦

    SDNet地域連携パスとは

    糖尿病の診療を、開業医の先生方と基幹病院の専門医師が一緒に行う方法の一つです。2つの医療機関がルールを作って、糖尿病の治療をよりよく効率的に行えるように工夫しています。
    SDNet地域連携パスは2008年1月より佐久医師会で運用を開始し、2009年度より小諸北佐久医師会、2011年度より上田医師会での使用も始まり、現在は東信地区の全域で活用できる状態となっています。
    SDNet(佐久平糖尿病ネットワーク)は、2004年に「佐久平地域から糖尿病で苦しむ患者を出さない」をスローガンに、病院と診療所の医師の連携を目的として佐久医師会内に発足しました。この活動の一つとして、「SDNet地域連携パス」が誕生しました。
    現在、浅間総合病院、千曲病院、小諸厚生総合病院、佐久総合病院(本院・佐久医療センター)を基幹病院として、地域の医療機関(かかりつけ医)との診療連携を行っております。

    2つの連携パス

    ●連携パス(1)

    かかりつけ医と基幹病院を一定の間隔で両方を受診する形式です。つまり、主治医が2人になると考えていただければ良いかと思います。合併症が軽度で、コントロールが安定している方が対象となります。主な治療はかかりつけ医の先生へお願いし、病院への受診は原則として6ヶ月に1回となります。コントロール安定の目安は “HbA1c(NGSP) 8%未満” としていますが、それ以上の場合でも御希望があれば主治医とご相談ください。
    病院に受診した際には、かかりつけの先生ではできないような画像検査を行い、合併症の早期診断を行うよう心がけています。
    なお、本院・佐久医療センターでは2016年度よりSDNet連携パス外来を開設しています。本院は第4土曜日、佐久医療センターは第2土曜日に行っています。土曜日なら休みで病院に行けるという方は、ぜひご利用ください。

    連携パス(2)

    コントロールがうまくいかない方は、糖尿病教育入院はいかがでしょう。かかりつけ医の先生から、基幹病院に紹介してもらうことが必要です。基幹病院で入院治療を行い、コントロールが落ち着いたら、再びかかりつけ医の先生へ紹介させていただきます。
    教育入院が原則となりますので、入院に同意できる方が対象となります。教育入院は本院で行なっています。詳細は 「糖尿病教育入院」 をご参照ください。
    なお、この連携パス(2)の後に、連携パス(1)を続けて使用することも可能です。
    SDNet連携パスに関するお問い合わせは、佐久総合病院本院・地域医療連携室にお願いします。

    問い合わせ:0267-82-3131(代表)