佐久総合病院グループにおける臨床倫理の基本方針

佐久総合病院、佐久総合病院佐久医療センター、佐久総合病院小海分院、佐久総合病院小海診療所(以下、「佐久総合病院グループ」)は、患者さんの権利を尊重し、臨床の場における倫理の原則を下記のように定め、患者さんにとって最善と思われる安全で安心な医療を、公平かつ公正に提供するよう心がけます。


1. チーム医療のもと、医学的適応を確認し、最善の医療を行います。
 患者さんの病歴、診断、予測される予後から治療目標を設定し、最も適切と思われる治療方法を提案します。
 チーム医療を原則とし、情報共有と十分な意見交換を行います。

2. 患者さんの意向を尊重します。
 十分に説明と話し合いを行った上で、患者さんの自己決定権を尊重して治療等を決定します。
 患者さんに判断能力がない場合は、ご家族や代理人等に、患者さんの意向を推定して代理決定していただけるよう支えます。
 治療を拒否された場合は、その理由を検討し、最善の治療を一緒に考えます。
 十分に納得した最善の治療を患者さんに選択していただくため、セカンド・オピニオンの機会を保障します。

3. 患者さんのQOL(Quality of Life:生活・生命の質)を考えた医療を行います。
 最善の治療をふまえながら、患者さんの自分らしいQOL が保たれるようしっかり話し合いをします。
 患者さんを支えるご家族のQOL についても話し合います。

4. 患者さんを取り巻く状況を把握し、配慮した上で医療を提供します。
 患者さんの経済状況や生活環境、宗教等にも配慮した上で、納得の得られる方法を考えます。
 ご家族等、患者さんを取り巻く人についても配慮し、守秘義務を遵守します。

5. 患者さんの人権や、人としての尊厳にかかる重大な問題については、佐久総合病院グループ臨床倫理審査委員会で十分かつ慎重に検討し、審議結果を踏まえた医療を提供します。
 

2021年10月11日作成 佐久総合病院グループ統括院長 渡辺 仁
佐久医療センター病院長 石毛 広雪
小海分院分院長 山口 博
 2021年10月11日 臨床倫理審査委員会 承認